私の王子様は浪速のスピードスター(更新中)

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テニプリ大好き羽田です!

待てど待てど、テニプリの恋愛ゲームが出ないので、ついに妄想でト〇メモのような学園生活を勝手に妄想して、夢ストーリーを考えてみることにしました。

処女作は大好きな謙也との話。

あたたかい目で見守ってもらえると嬉しいです。

このページでは、「テニスの王子様」の夢小説を掲載しています。
原作者の許斐先生、公式とは一切関係はございません。
ご理解のある方のみ閲覧をお願い致します。

私の初恋は浪速のスピードスター

プロローグ

私の名前は桜井夢。

今日から四天宝寺中学校の3年生になる。

父親の仕事の関係で、中3というだいぶ多感?なお年頃に転校することになり、正直かなり緊張している。

しかも、四天宝寺中といえば、お笑いに特化した特殊な学校らしい。

「家が近かったから」というのが理由と言われたけど、両親ももう少しそこらへんは調べるか、せめて私たちに許可をとって欲しかったんだけどな。

果たしてうまくやっていけるのか…。
友達はできるのか。
夢と希望と少しの不安を胸の中、私のスクールライフが幕を開けた。

転校先は3年2組。後ろにはいるのは白石くん

転校先は3年2組。

自己紹介を終えホッとする。

出席番号は13番。

後ろの席には白石蔵ノ介くんという方がいて、明らかにモテそうなオーラを発している…。

こういうモテそう系の男子と普通以上に関わると、絶対に女子からの嫉妬の対象になるって漫画で読んだことがある。

ここは適度な距離感を大事にしていこう。

「桜井さん、転校生なん?学校のことで分からないことは何でも聞いてな。」

笑顔がキラッキラで眩しい!!
この人、自分がイケメンって自覚ないのかな?
イケメン、恐いわー!

「あ、ありがとうございます…」

「なんや、めちゃくちゃ緊張しとるな。大丈夫やで!ここはお笑いが基本の学校。すぐに笑いの渦に巻き込まれて、毎日スマイルや!」

「そうなんですね。はは…」

「ちゅーわけで、手始めに一発芸でもしたろか?」

「いや、それはお断りします…」

いやめちゃくちゃ関わってくる!

「つれへんわー、なら、俺が校内新聞で執筆中の連載小説でも読んでみぃひん?」

「え!?白石くん、小説書いてるの!?」

 私の趣味は小説を読むこと。

 これは思わず食いついてしまった。
イケメンとは距離をおくって決めてたのに!!

「そうやで!これでも結構人気なんや」

「ありがとう。全部読んだら感想言うね。」

「やっと笑ってくれたな。俺が色々話しかけても上の空やったし、縁あって出席番号が前後なのに寂しいやん。」

「そ、そうだったかな。でも、おかげでちょっと緊張がとけてきたかも。ありがとう。」

「あと、ちなみに桜井さんの担当委員会は保健委員や。俺は男子担当、桜井さんは女子担当や!だからそれもあって、担任から色々指導するよう言われてたんや。よろしゅーな!」

「そ、そうなんだ。色々とご指導ご鞭撻よろしくお願いします。」

謙也との出会い

 翌日。

 教室に入ると、私の席で白石くんと楽しそうに話してる男子がいた。

「おはよう桜井!俺は忍足謙也や!これからよろしくっちゅー話や!」
 
 明るく無邪気な笑顔がひまわりみたい。

 それが第一印象だった。
 
「こちらこそ、よろしくお願いします。」

「なんやかしこまってるなぁ!同じクラスなんやから、仲良うしよな!」

「謙也ー、桜井さん、謙也に圧倒されとるで。それと、いつまで桜井さんの席に座っとんのや。はよ立ちいや!」

「おっと!すまんすまん!ここ桜井の席やったわ!」

 これが私と忍足くん初めての会話だった。

 気さくで優しそうな2人の雰囲気に、私の緊張はとけていく。

 四天宝寺中に転校してきて2週間。

 白石くんの協力もあって、私は徐々に四天宝寺の校風にも慣れ、女子の友達も出来始めた。

 笑いが基本の学校ということで、毎日笑いっぱなしだった。

 顔の筋肉が鍛えられた気がする。

私がテニス部のマネージャー!?

 そんな平和ボケしそうなある日の放課後、テニス部顧問のオサム先生に呼び出された。

「おう!桜井すまんな!学校生活にはもう慣れたか?」

「皆さんよくしてくれて、快適に過ごしてます」

「おお、そらよかった!そんな慣れた頃にお願いがあるんやけどな。お前、まだ運動系の部活は入ってないやろ?」

「はい…美術部には入部届は出したんですが」

「ならちょうどええな!この学校はな、文化系と運動系、かけもちなんや!そこで、まだ運動系の部活に入ってない桜井に、男子テニス部のマネージャーをお願いしたい。」

「え!?マネージャー!?」

「まぁ、部の方針でマネージャーは募集してなかったんやけど、最近は俺も色々忙しくてな。マネージャーがいたら部員の連中ももっと練習に集中できるんちゃうかなと思うてな。しかもお前、元テニス部って聞いたで。」

「元テニス部といっても、軟式ですよ」

「いや、そこらへんは問題なしや。な、やってくれるか?」

なかば強引なオサム先生の勧誘に、イエス以外は受け付けない雰囲気が立ち込める。

「…わかりました!私でお役に立てるなら、お受けします。」

「よっしゃ!感謝やで!なら明日からきてくれるか。とりあえず皆に報告や!ちなみに、部長はお前と同じクラスの白石やからな。マネージャーの件は俺から伝えとく。明日は白石と一緒に部活に集合や!あー、ほんま肩の荷が降りたわ。」

予想だにしない急展開。

まぁ、でも、白石くんが部長ならまだ安心かなと思ったりする。

ところで、マネージャーって一体何からすればいいの?
そこんとこから勉強しなきゃ!!
明日からとっても忙しくなりそうだ。

(続く)

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