不登校になった小学四年生の娘との日々~人生って修行だな~

この記事は約6分で読めます。

小学四年生の娘がいる羽田です。

このブログでは、突如として不登校になった娘との日々をつらつらと綴っています。

進級して7日目、急に学校に行かないだと?

3年生の頃まで、ウキウキで学校に行っていたのに?

小学4年生に進級し、初日は普通に学校に行っていた娘。

ひとつだけ懸念があるとしたら、新しいクラス替えで3年生の頃からの仲良しと離れてしまった事。

娘は、3年生の頃の親友と「仲良しは一緒になれる率が高いらしい」という情報を共有していたそうな。

どこ情報?とは思っていたけど。

多分おそらく、99%くらい親友と同じクラスになれると信じていた娘。
クラスが離れてだいぶダメージを受けていました。

「昼休みに遊びに行けたらいいよね」

そう本人も言っていたので、私も

「そうだね、それに、そのうち新しいクラスでもお友達が沢山できるよ」

なんて、簡単に考えていました。

5日目くらいから「学校嫌だな~」言い出す

不登校の兆しが見えたのは、新学期5日目くらいのこと。

なんと、3年生の頃からの親友のところに遊びに行ったところ

「今日は遊べない」

と2回連続で振られてしまったそうな。

まぁ、その地点で「本当に親友だったか?」と思うけど、新しいクラスになれば、新しい友達と遊びたいだろうな…。

「用事があったのかもしれないよ?」

とフォローしても、しょんぼりがとまらない娘。

あ、なんかやばい…

と思い出したのはこの頃。

7日目、ついに玄関から動かなくなる

娘は朝の準備はしっかりする方で、3年生の頃まで時間通りに登校する子でした。

そんな娘が「行ってきます」とは行ったものの、玄関から動かない。

ボーッとして座ったまま。

「学校に遅刻するよ?お腹痛いの?」

と聞くと、

「うーん、行きたくないかも。今日もどうせ〇〇ちゃんと遊べないだろうし」

とポツリ…

ついにきちゃった。登校しぶり。

「まぁ、そんな日もあるだろうから、今日はゆっくり休んでいいよ」

この判断が間違っていたのでしょうか…

この日を境に娘の登校しぶりがスタートしたのでした。

一緒に登校。でも追いかけて帰ってくる

何が不満が分からない…

登校しぶりも、一時的なものだと気楽に考えていた私。

私は一緒にクラスまで娘を送ることにしました。

新しいクラスには幼稚園や低学年の頃に見慣れた顔ぶれも多く、礼儀正しい子ばかりの最高のクラスでした。

「昔からの顔なじみのお友達がいっぱいいるじゃん!よかったね!」

と喜ぶ私を横目に、娘はお葬式のようなオーラ…

担任の先生も優しくて、事情を察してくれました。

こんないいクラスで何が不満なんだ?

と思ってしまう私。

友達がいないわけでもなく、むしろ

「一緒に昼休み遊ぼうね」
「一緒に移動学級に行こうね!」

と声かけをしてくれるクラスの子たち。

それなのに、娘は何も答えず…

そんな塩対応すぎる娘に、親の私の方がハラハラする始末でした…

保健室登校を2日ほどしてみる

クラスの子たちの声かけもむなしく、娘はクラスに入ることができませんでした。

仕方なく、不登校といえば保健室!と思った昭和生まれの私。

保健室の先生に

「今日はここで過ごしてもいいですか?」

とお願いすることに。
「いいですよ~ここで先生とお話しようね」と笑顔で対応してくれたので、すっかり甘えてしまいました。

当日は、塗り絵や先生のお手伝いをして過ごしたそうです。

帰宅すると

「先生のお手伝いをして楽しかった。塗り絵も沢山した。先生と沢山話せたよ」

とニコニコ笑顔。

「明日も保健室に行きたいな」と言っていたので、

「うん。そうさせてもらおう。でも、少しずつクラスにも慣れていかないとね」

なんて会話をしました。

保健室の先生にお断りされる

すっかり保健室が好きになった娘。
(といっても2日くらいしかお世話になってないけど)

保健室に行くと保健室の先生が苦笑い…

明らかにその顔に

「また今日もきたの?」

って書いてるじゃんwww
もしかしてこの先生、性格悪いぞ?と不安がよぎりました。

その不安は的中。

「5月になると検査とかも色々始まるし、本当は子どもの居場所はないんですよね」
とピシャリ。

その言葉がどれだけ子の心をえぐるか、考えてからモノ言えよ。
そんな言う予定なら、最初に優しくすんなよ。

要するに
「保健室は不登校の子がくる場所じゃねーんだよ」
ということですね。

保健室の先生からお断りされ、娘もガーンとなる様子…
「保健室って行ったらダメだったんだね…」
とポツリ…。

まぁ、この地点で、ケガしても行きたくない場所決定になったわ。

担任の先生にも
「私はいないと思って下さいね」
と言ったそうで、実はめちゃくちゃNGだったみたいです。
めっちゃ拒否るじゃんwww

じゃあ、クラスに行けない子ってどこに行けばいいの?

私たちが学生の頃は、「保健室に集合」が普通だったので、時代が変わったのか、それともうちの保健室の先生がクソなだけ?

教頭先生に相談してみる

学校での居場所がなくなった娘。

登校しぶってる子って、実はこのマンモス校でうちの子一人なの!?

そう思い、教頭先生に相談してみることに。

すると、

「親同伴で使える部屋があります。他の子もたまにそこにいらっしゃいます」

とのこと。

あるんじゃん!!

でも、親同伴???

私、仕事してますけど???

親がいない間は基本的に使えないってさ、もうそれ不登校になるしかなくね!?

上履きのままおいかけてくる娘…

仕方ないのでしばらく一緒に親同伴の部屋へしばらく通うことにしました。

担任の先生が、休み時間のたびに様子を見に来てくれたり、友達が交代で
「一緒にクラスに行かない?」
と声かけにきてくれるようになりました。

それでも絶対に行こうとしない娘。

私も仕事の時間がさしせまり、帰宅しないとやばい時間になることが何度もありました。

事務の先生が
「私が隣の部屋にいるので、ここで自習させててもいいですよ」
と言ってくれてホッと一安心。

捨てる神あれば拾う神ありってこのこと。

それなのに、

私が帰ろうとすると、娘がめっちゃ追いかけてくる!!!

「私も帰る!!」

上履きのまま追いかけてくるじゃありませんか!!

カウンセラーの先生に出会う

親や担任ではどうにもならない日々が続きました。
気付けば一カ月以上もクラスに入ってない。

もう勉強が遅れるとかのレベルでなくなってきたわ。

本人も
「今頃授業受けても、多分何も分からないし」
となんか開き直ってるし。

その開き直りを、クラス替えでもいかんなく発揮してほしかったけどね!!

カウンセラーの先生に相談

そんな絶望の日々に、カウンセラーの先生が登場しました。

いつも通り、クラスに入れず親同伴の部屋で過ごしていた私たち。

すると、そこに事務の先生が登場。

「今ちょうどカウンセラーの先生がきてまして、もしよければ、面談をしてもらえないか聞いてみましょうか?」

え!!?

思っても見なかった朗報に心が安堵する。

「いつも予約でいっぱいなんですけど、今日はたまたま一枠空いているって言ってたので。」

事務の先生、神すぎる。
本当に大好き。

カウンセラーの先生にも最初は打ち解けない娘

カウンセラーというだけあって、先生は菩薩のような穏やかなオーラを放っていた。
50代の男性の先生。
まさに菩薩。仙人でも可。

親の主張も全て傾聴し、全て受け入れてくれる。
私の心のザワザワもだいぶ晴れた。

タイトルとURLをコピーしました